まじっくらんど日記
キノコ
ゴミ粒のような小甲虫の奥深き世界
枯れた木やら、キノコ(特に硬い系のキノコ)をよく観察すると、1〜2mmほどのゴミのような小さな虫がうろちょろしているのに気がつく。そんな、ちっぽけな虫をデジカメで拡大してみると、びっくりするほどいろいろな虫がいることに気がつくだろう。そんな、小さな虫たちの多様な世界をほんの少しご紹介。

他に名前が思いつかないほど、ぴったりな名称だ。遠慮がちに生えるツノが素晴らしい。

甲殻類のような形態。非常にすばしっこい。


小ささを表す形容詞に色々と工夫の見られる所にも面白さがある。ケシ、ミジン、、、単にチビにしないところにかつての学者のセンスを感じる。
さとる | 2018年6月12日
ハチとハチに似たやつ
最近、チャイロスズメバチをよく見る。文字通り、茶色のスズメバチだ。巣を作り始めたキイロスズメやモンスズメバチなどの女王蜂を殺して、巣を乗っ取っり生まれてきた働き蜂をちゃっかり利用するスズメバチだ。キイロスズメバチの天敵であるけれど、このハチもかなり攻撃的らしいので、危険であることには変わりない。


すばしっこいので、ピンボケしか撮れなかった。なかなか美しいハチだ。このハチは、大量の卵をばらまくようにコナラやその他の葉の上に産み落とす。それを葉っぱと一緒に食べたイモムシがたまたま他の寄生性のハエやハチに寄生されていた場合に、その幼虫を餌にするという。その生態の不思議さもさることながら、よくそんな生活史が解明できたものだ。
同じ科の別のカギバラバチは、卵を食べたイモムシをたまたまスズメバチが狩り、餌として食べたスズメバチの幼虫に寄生するという。スズメバチの天敵ということだ。
おまけにハチに擬態するアブをご紹介。

かなりうまく擬態しているのではなかろうか?顔が犬に似ているけれどそれは擬態ではないだろう。
さとる | 2018年6月5日
スズメバチとの関係
この妖しい美しさを持つ蛾の名前はギンモンシマメイガという。大きく拡大するとえらく派手なんでびっくりした。実は2cmほどの小さな蛾なのだ。

この幼虫は、なんとスズメバチの巣を餌とするという。スズメバチにもちゃんと天敵がいるところが、自然の奥深さ。
さとる | 2018年5月30日
青い8
セイボウというハチがいる。青いハチという意味だ。
竹筒に巣を作る他のハチに寄生するらしい。というわけで、竹筒のハチアパート近辺をうろついていることが多い。
春先には、ハムシドロバチ類に寄生するというナミハセイボウらしきものが多く見受けられた。

先日は、もっと大きくてゴージャスなムツバセイボウに出くわした。英語でjwel waspというそうだけど、まさにそんな感じだ。

しばらく、このハチだけを追いかけていたくなる美しさだ。
さとる | 2018年5月25日