くぼやまさとるの山奥ギャラリー【まじっくらんど】

まじっくらんど日記

2017年09月

スズメバっち

コガタスズメバチ

道端にスズメバチの巣を発見した。やたら低いところを飛んでいるスズメバチの行方を追って見たら、そこに巣があった。バレーボールくらいの大きさ。まん丸でなかなか良い形をしている。頻繁に出入りするハチをじっくり見てみると、どうやらコガタスズメバチのようだ。攻撃度はあまり高くないと言われているけれど、数秒ごとに巣の周辺を行き来するハチの交通を妨げると、危険な目に合いそうだ。
コガタスズメバチというからには、さぞ小さかろうと思うかもしれないけれど、実際は全然小さくない。オオスズメバチよりもやや小型という程度で、名ばかり小型。

蜂の子の王様といえばクロスズメバチだけれど、、コガタスズメバチはどうなんだろう?幼虫の採取は非常に簡単そうだけれど、、、

さとる | 2017年9月29日

粘菌

最近ねんきんに興味がある、と言うとほぼ99%の人が年金のことを思い浮かべる。そのねんきんではなく粘菌のことだと言うと、ほぼ75%の人が南方熊楠と言い、残りの30%くらいが宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のことを言う。今まで一人だけ昭和天皇と言った人がいた。どちらにせよ、あまり一般的な存在ではないのだ。

シュノーケルとかクワガタとかランと違って、すごくマイナーな世界。でも、知ってみるとこれがなかなか面白い、感動すらする世界なのだ。そんな粘菌の世界をたまに紹介しようと思う。

まずは、先日見た粘菌の写真です。

夕方の粘菌
翌日の粘菌

名前はわからないけれど、コムラサキホコリに近い気がする。短い間に姿を変えるのが粘菌観察の醍醐味だ。

 

 

さとる | 2017年9月27日

変わったキノコ

草刈りをしていると、地面に生えている色々なキノコが目に入る。結構色々な種類があって、山の自然の豊かさに自分も豊かな気分になる。

先日、夕方草を刈っていると一瞬鮮やかな赤というか朱が目に入った。自然のものというより、赤いビニールが落ちているのかと思い、確認してみるとキノコだった。

色々調べて、名前が判明。

多分ウスミベニサラタケだ。10数年前に新種として記載されたそうだ。
キノコ類もなかなか奥深い。

さとる | 2017年9月25日

オオモンクロクモバチ

アトリエの窓際で、クモを狩ることで知られるベッコウバチ(今ではクモバチというのが正式名称となっているが、昔ながらのベッコウバチという名を好む人も多い)の一種オオクロモンベッコウが脱出を試みてブンブンと言っていた。

オオモンクロベッコウ 左上はアシダカグモの卵嚢

アトリエには、どこからともなく侵入して出られなくなって、窓際で息絶えている虫がけっこういる。アトリエが一種の罠となっているようなものだ。

アトリエに囚われたベッコウバチは窓ガラスにへばりついて、右往左往している。必死になって脱出を試みているが、自力では脱出不可能だ。
窓を開けて外に誘導すると、広い世界の中へこれ幸いとそのまま飛んでいった。

僕の方も少しばかりの開放感を感じる。

生きようとする衝動は、実は人間も虫も変わらないのかもしれないと思う。

さとる | 2017年9月24日