まじっくらんど日記
2018年04月
キノコに集まるムシ2
倒木に生えているキクラゲの仲間の菌類を見てみると、2mmほどのオレンジ色のダニのようなものが走り回っている。なんとなく撮影して見てびっくり。
これは、ダニではない。どうやら、トビムシの仲間のようだ。作り物のような質感を持っている。脚や触覚もとってつけたような雰囲気がある。
ユーモラスな感じもあって面白い。手を近づけるとピョンピョン飛び跳ねる。それゆえトビムシという名前なのだろう。
森の中にはとてつもない量のトビムシが生息しているそうだ。トビムシがいなければ、森も成り立たないのかも知れない。
さとる | 2018年4月29日
キノコには
森の中には多くの種類のキノコがたくさん生えている。地面から生えるやつ、朽ちた木から生えるやつ。そして、そんなキノコたちを餌とする虫たちも多い。この丸くてかわいい虫はタマキノコムシの仲間だ。腐って黒っぽくなったシイタケの周りをかけずり回っていた。

で、体長が1〜2mmしかない。パッと見ゴミにしか見えない。そんな小さいのに完全な形態を持っていてちゃんと生きている。
さとる | 2018年4月28日
ヤツデの葉には
初回の、ヤツデの大きな葉には、たいていヒメシロコブゾウムシがいる。ウドの葉にもいたりする。子供の頃,東京の生家の前のヤツデにもいた。葉っぱを食べているのだろうか?それにしては、葉っぱに食べ跡が見えない。不思議だ。幼虫は何を食べているのだろうか?疑問の種はつきない。
大抵、大きな葉の真ん中に一頭ぽつねんといたりするのだが、先日は、新芽に数頭いるのを目撃した。なんか楽しげである。

さとる | 2018年4月21日
蝶が飛ぶ
いつも、どちらかというとあまり一般的でない虫を取り上げることの多い当ブログだが、たまには人気の虫も取り上げようと思う。今日は、家の回りで飛んでいるチョウ達の記録です。

レンゲにはトラフシジミが来ていた。いつも蜂にばかり気をとられていて、いることに気がつかなった。ちょっと視点を変えると違う世界が見えてくるのが自然の面白さであり魅力。

今年初めて、その存在に気がついたツマキチョウ。この辺りにいてもおかしくないとは思っていたが、モンシロチョウだと思って気にもとめていなかったのかも。大根の花のまわりに結構飛んでいてびっくりした。

モンシロチョウに似ている。あまりに普通にいるので、 写真を撮ることもなかったのだが、初めて撮影してみた。地味だけれど美しい。

ギシギシがあると、大抵いる。なぜなら、ギシギシが幼虫の食草だからだ。

この辺りは、幼虫の餌となる柑橘系の木が多いせいか、色の黒いアゲハチョウが多い。これは、クロアゲハだと思われる。チョウは近づいて撮影するのが難しい。それも、チョウの写真をあまり撮らない理由かもしれない。

最後は、チョウではなく、マドガという小さな蛾をご紹介。夜ではなく、昼に活動するタイプの蛾である。近づいても蜜を吸うのに夢中で全く逃げようともしない。チョウと蛾の違いをよく聞かれるけれど、蛾の方が近づいても逃げないものが多いというのも違いのひとつかもしれない。
さとる | 2018年4月15日