くぼやまさとるの山奥ギャラリー【まじっくらんど】

まじっくらんど日記

スズメバチとの関係

この妖しい美しさを持つ蛾の名前はギンモンシマメイガという。大きく拡大するとえらく派手なんでびっくりした。実は2cmほどの小さな蛾なのだ。

ギンモンシマメイガ

この幼虫は、なんとスズメバチの巣を餌とするという。スズメバチにもちゃんと天敵がいるところが、自然の奥深さ。

さとる | 2018年5月30日

青い8

セイボウというハチがいる。青いハチという意味だ。

竹筒に巣を作る他のハチに寄生するらしい。というわけで、竹筒のハチアパート近辺をうろついていることが多い。

春先には、ハムシドロバチ類に寄生するというナミハセイボウらしきものが多く見受けられた。

ナミハセイボウ

先日は、もっと大きくてゴージャスなムツバセイボウに出くわした。英語でjwel waspというそうだけど、まさにそんな感じだ。

ムツバセイボウ

しばらく、このハチだけを追いかけていたくなる美しさだ。

 

さとる | 2018年5月25日

アナグマ

数日前の夜、灯りに集まる虫たちを観察、撮影していると、足元でガサガサと音がする。見ると、アナグマが植木鉢の周りの落ち葉に鼻を突っ込んで何やら探している。2.5mくらいしか離れていない。

アナグマ

こちらには全く気がついていないようだ。ゆっくりと近づいて行ってもまだガサゴソやっている。触れるくらいの至近距離まで近づけた。(噛みつかれたくないので触らなかったけど)。声をかけるとやっと気がついた。フ~っと威嚇してから、ぴょんぴょんと跳ねるように、けれどもゆっくりと逃げて行った。途中こっちを見て歯を向いて、ぴよんと飛び跳ねた。これでよく生き延びて来れたものだ。昔、狼などがいた頃はどうしていたのだろう?

こちらを見るアナグマ

さとる | 2018年5月23日

粘る菌の季節

粘菌がシイタケの古い原木から毎日のように出ている。その日によって、出る粘菌が違うところが興味深い。
ここ一週間はクダホコリの子実体が、特定の原木からやたら出ていた。はじめは華やかなオレンジ色をしていて、和菓子っぽい。

クダホコリの若い子実体

だけれど、1日もしないうちに、美味しそうな子実体は地味ななんとなく苦そうになり、硬い感じに変化している。

乾燥した子実体

クダホコリは粘菌の中では大きい方なので、見つけやすい。

さとる | 2018年5月20日